文化財って

  • 投稿日:2017年 11月20日
  • テーマ:


「文化財は,我が国の長い歴史の中で生まれ,はぐくまれ,今日まで守り伝えられてきた貴重な国民的財産です。」と文化庁のホームページに書かれてあります。

18日、19日の両日、年に一度、横手市増田町の修理・修景に携わる仲間と研修に出かけてきました。
たまに、リフォームやインスペクション以外のことを少し書いてみます。

文化財といっても広範囲で建造物は有形文
化財といわれます。1950年(昭和25年)文化財保護法が制定されてから文化財という言葉か用いられるようになり、文化財という語の意味する内容を次のように分類し、定義づけています。
(1)有形文化財
(2)無形文化財 
(3)民俗文化財
(4)記念物
(5)文化的景観
(6)伝統的建造物群
それぞれの詳しい説明は避けますが、建造物は有形文化財になります。
 文化財保護法では、これらのうち重要なものを国が指定し、保護することができることを規定している。指定に際しては、前記の定義により、有形文化財のなかで重要なものは重要文化財に、この中でさらに重要文化財のうち、世界文化の見地から価値が高く、たぐいない国民の宝であるものを国宝に指定されています。
 皆さんが良く知っている建物で 旧東宮御所 迎賓館赤坂離宮、日光東照宮、お城では姫路城などです。

 今回の研修では、保存整備工事の行われている重要文化財の旧前田邸工事現場で研修を行えることができました。文化財建造物の保存修理は、文化財の価値を見極め、文化財の価値を損なわないように詳細な調査を元に、修理方針を検討し行われます。古写真や文献などの調査も行われ、解体や建物の痕跡などからも大切な情報が得られます。
 そして、文化財が価値あるものとして次の時代に受け継がれていくために保存と同時に活用していくことが大切です。この要素も加わって保存修理が行われていきます。

文化財の修理・修復は究極のリフォームといえるかもしれません。

 今回、都内で見学してきた建物です。一般公開している迎賓館 国宝 

内部にも入れましたが内部は撮影禁止。搭乗前の手荷物検査と金属探知機をくぐり、飲み物を持っている人は検査官の前で一口飲んでみせて検査終了、これで入館することができます。
tntnCIMG8672.JPG
実際の内部は映像や写真で見るものとけた違い。圧倒されます。


青淵文庫(東京都北区王子)重要文化財

青淵文庫(せいえんぶんこ)は、渋沢栄一の80歳のお祝いと、男爵から子爵に昇格した祝いを兼ねて竜門社(当財団の前身)が寄贈した鉄筋コンクリートの建物です。1925(大正14)年の竣工で、栄一の書庫として、また接客の場としても使用されました。

tntnCIMG8705.JPG



建物正面ステンドグラスのある内部
tntnCIMG8693.JPG


晩香蘆(東京都北区王子)重要文化財
晩香廬(ばんこうろ)は、渋沢栄一の喜寿を祝って現在の清水建設(株)が贈った洋風茶室です。1917(大正6)年の竣工

tntnCIMG8710.JPG


旧古河邸(昭和27年
本館建物と西洋庭園はジョサイア・コンドルが設計、大正6年5月に竣工
ジョサイア・コンドルは旧岩崎邸庭園洋館、鹿鳴館、ニコライ堂などを設計tntnCIMG8722.JPG

見学ツアーも行っている旧古河邸ですが、当日は結婚披露宴で貸切でした。残念ながら内部を見学することはできませんでしたが再度訪ねたい建物です。

一日、よく歩きました。本当はひとつひとつゆっくりと見て歩きたい建物です。