既存住宅現況検査(住宅の健康診断)02


実際の既存住宅現況検査の基礎部分についてです。

基礎【構造】

検査項目

0.5mm以上のひび割れ

深さ20mm以上の欠損

コンクリートの著しい劣化

さび汁を伴うひび割れ、欠損

鉄筋の露出

この5項目について検査を行います。


0.5mm以上のひび割れ
このひび割れから水分が侵入して、鉄筋の腐食、錆を発生する要因となります。時間の経過とともにコンクリート躯体の劣化を促進させるおそれがあります。
基礎にモルタル仕上げをしている場合、仕上げ部分だけの事象で基礎の躯体には影響がない場合もありますので注意が必要です。

KISO01.JPG  
基礎の立ち上がりのクラック 
0.3mm程度で深さもなくモルタル仕上げ部分だけのクラック

深さ20mm以上の欠損
深さが深いと鉄筋の錆を発生させるおそれが大きく、既にコンクリートの躯体に劣化が生じている可能性が高く注意深く事象を診る必要があります。

コンクリートの著しい劣化
明らかに劣化が判断できる事象だけでなく、⑴⑵の劣化事象それらの数値以下であってもが広範囲に及ぶ場合は同等の劣化事象に該当します。

さび汁を伴うひび割れ、欠損
既に鉄筋等が錆びていることが予想されること、劣化がさらに進むことが懸念されます。

鉄筋の露出
鉄筋が露出している状態では、その鉄筋以外の内部の鉄筋の劣化も懸念されます。

現況検査は立ち入り可能は範囲で、目視等による検査が基本です。基礎断熱のため、外部から目視できないこともあります。ただ、床下点検口等からの進入して行う検査はオプション検査となっていますので依頼主との事前の打合せが必要になります。

検査では、蟻害、腐朽・腐食等の有無も確認します。



既存住宅現況検査(住宅の健康診断)について


こんにちは 横手は雪がちらついています。今朝は除雪車が出動しました。
それでもまもなく3月、日中は道路のアスファルト面が現れています。
確実に春に向かっています。

何回かに分けて既存住宅現況検査についてとそれに使用する機器などについてお知らせします。

まずは始めに、これは何に使うものだと思いますか。

cscale.JPG

クラックスケールといいます。透明なスケールのうち左側の下部、右側の上部の黒い線が太さを示しています。
この幅が基礎等にひび割れ、クラックが生じている場合の幅を計測します。
一番左側がピアノ線でクラックに差し込んで、クラックの深さを計測します。
表面だけのクラックなのかどうかを確認します。

現況調査で劣化事象とされるのは0.5mm以上のひび割れです。
その部分から水分が浸入し、鉄筋の腐食の要因となる場合があります。
外部の基礎廻りを目視可能な範囲を検査します。

既存住宅現況調査の項目は以下の通りです。

外部
1 基礎(構造)
2 外壁・軒裏(構造・雨水)
3 屋根(雨水)
4 バルコニー(構造・雨水)

内部
5 天井・小屋組・梁(構造)/天井・小屋組(雨水)
6 内壁・柱(構造)/内壁(雨水)
7 床(構造)
8 土台・床組(構造)
9 基礎(構造)
10 設備配管【給水・給湯管】
11 設備配管【排水管】
12 設備配管【換気ダクト】

オプション検査 非破壊検査機器による検査

次回からはそれぞれの検査項目についてお知らせします。
質問や気になることがあったら気軽にご連絡ください。



既存住宅現況検査技術者更新講習


先日、23日に既存住宅現況検査技術者更新講習で仙台まで行ってきました。

この講習は、国土交通省でまとめた「既存住宅インスペクション・ガイドライン」に基づいて、その位置づけや実施にあたっての留意事項、検査の内容や方法についてです。

つまり、中古住宅売買時の利用を前提とした目視等を中心とする基礎的なインスペクションである既存住宅の現況検査について、検査方法やサービス提供に際しての留意事項等について指針を示し、事業者による適正な業務実施を通じて、既存住宅インスペクションに対する消費者等の信頼の確保と円滑な普及を図ることを目的とされています。


現況検査の内容は、売買の対象となる住宅について、基礎、外壁等の住宅の部位毎に生じているひび割れ、欠損といった劣化事象及び不具合事象の状況を、目視を中心とした非破壊調査により把握し、その調査・検査結果を依頼主に対し報告することです。

次の内容は現況検査には含みません。

① 劣化事象等が建物の構造的な欠陥によるものか否か、欠陥とした場合の要因が何かといった瑕  疵の有無を判定するこ

② 耐震性や省エネ性等の住宅にかかる個別の性能項目について当該住宅が保有する性能の程度を判定すること

③ 現行建築基準関係規定への違反の有無を判定すること

④ 設計図書との照合を行うこと

これが検査といわれる所以ですね。

これに対して自分の持っている「日本ホームインスペクターズ協会」の公認資格で「ホームインスペクター(住宅診断士)が在ります。

登録されているホームインスペクターも検索できます。

ホームインスペクション(住宅診断)といわれるとおり内容は、ホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行う専門業務です。

検査と診断の違いがここにあります。

いずれにせよ、住宅はスクラップ&ビルドからストックの時代へ変化していっています。所有者がメンテナンスをしっかりとして、住宅の質の維持、向上を行っていくことが必要になってきます。

その流れが、2月18日、自民党の国土交通部会で了承された宅地建物取引業法の一部を改正する法律案(仮称)にも現れています。

内容は、インスペクション(建物診断・検査)について、その実施の有無を重要事項説明の必要事項に追加。媒介契約時に斡旋(あっせん)の可否を明示することや、売買契約時にインスペクションの結果を売主、買主双方に確認してもらうことも義務づける。

となっています。

鈴石設計でも住宅診断、現況検査どちらでもお引き受けします。

その前に相談だけでもどうぞ。相談は無料で行っています。内容を知っていただいて判断していただければ良いと思います。



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