既存住宅現況調査(住宅の健康診断)03


既存住宅現況調査の3回目です。
先日、既存住宅現況調査という言葉がなじみがないとことをお客様から言われました。
確かに、漢字が並んだ文字で字面からみるとなんとなく解るけれど、何のために行うのかわかりにくいかもしれません。

解りやすく言うと「住宅の健康診断」といえます。
リフォーム工事をする際、事前に行って適格な工事をするためにも有効な手段です。

外部の4つの項目のうち
1 基礎(構造)
2 外壁・軒裏(構造・雨水)
3 屋根(雨水)
4 バルコニー(構造・雨水)

今回は2の外壁についてです。

外壁の仕上げには乾式仕上げといわれる 窯業系のサイディングや鉄板系のサイディングを張ったものや
湿式工法といわれる モルタル塗りタイル仕上げや漆喰塗り、モルタル塗りなどがあります。
その検査項目は
(1) 下地材まで到達するひび割れ、欠損、浮き、はらみ、剥落
(2) 複数の仕上げ材にまたがるひび割れ、欠損
(3) 金属の著しい錆、化学的浸食
(4) 仕上げ材の著しい浮き(乾式仕上げ以外の場合)

4つの項目を目視可能な範囲で検査します。
足場を掛けずに検査しますので、双眼鏡などを使用することもあります。(4)の場合は写真のような打診棒を使い、たたいてその音で判断したりします。

dasinbou.jpg
打診棒 球状の部分でたたいたり、なぞるなどしてその音で判断します。基礎のモルタル部分や床の仕上げの検査にも使用します。

下地材まで達するひびや欠損がある場合、雨水の浸入等により柱など構造部材の劣化などがあったり、今後、劣化の促進につながったりすることも考えられます。
金属系のサイディングでの錆など、表面だけのものか、内部から浸食されているものなのかもを判断し、その考えられる原因は何であるかを検討しなければいけません。

既存住宅現況検査(住宅の健康診断)02


実際の既存住宅現況検査の基礎部分についてです。

基礎【構造】

検査項目

0.5mm以上のひび割れ

深さ20mm以上の欠損

コンクリートの著しい劣化

さび汁を伴うひび割れ、欠損

鉄筋の露出

この5項目について検査を行います。


0.5mm以上のひび割れ
このひび割れから水分が侵入して、鉄筋の腐食、錆を発生する要因となります。時間の経過とともにコンクリート躯体の劣化を促進させるおそれがあります。
基礎にモルタル仕上げをしている場合、仕上げ部分だけの事象で基礎の躯体には影響がない場合もありますので注意が必要です。

KISO01.JPG  
基礎の立ち上がりのクラック 
0.3mm程度で深さもなくモルタル仕上げ部分だけのクラック

深さ20mm以上の欠損
深さが深いと鉄筋の錆を発生させるおそれが大きく、既にコンクリートの躯体に劣化が生じている可能性が高く注意深く事象を診る必要があります。

コンクリートの著しい劣化
明らかに劣化が判断できる事象だけでなく、⑴⑵の劣化事象それらの数値以下であってもが広範囲に及ぶ場合は同等の劣化事象に該当します。

さび汁を伴うひび割れ、欠損
既に鉄筋等が錆びていることが予想されること、劣化がさらに進むことが懸念されます。

鉄筋の露出
鉄筋が露出している状態では、その鉄筋以外の内部の鉄筋の劣化も懸念されます。

現況検査は立ち入り可能は範囲で、目視等による検査が基本です。基礎断熱のため、外部から目視できないこともあります。ただ、床下点検口等からの進入して行う検査はオプション検査となっていますので依頼主との事前の打合せが必要になります。

検査では、蟻害、腐朽・腐食等の有無も確認します。



既存住宅現況検査(住宅の健康診断)について


こんにちは 横手は雪がちらついています。今朝は除雪車が出動しました。
それでもまもなく3月、日中は道路のアスファルト面が現れています。
確実に春に向かっています。

何回かに分けて既存住宅現況検査についてとそれに使用する機器などについてお知らせします。

まずは始めに、これは何に使うものだと思いますか。

cscale.JPG

クラックスケールといいます。透明なスケールのうち左側の下部、右側の上部の黒い線が太さを示しています。
この幅が基礎等にひび割れ、クラックが生じている場合の幅を計測します。
一番左側がピアノ線でクラックに差し込んで、クラックの深さを計測します。
表面だけのクラックなのかどうかを確認します。

現況調査で劣化事象とされるのは0.5mm以上のひび割れです。
その部分から水分が浸入し、鉄筋の腐食の要因となる場合があります。
外部の基礎廻りを目視可能な範囲を検査します。

既存住宅現況調査の項目は以下の通りです。

外部
1 基礎(構造)
2 外壁・軒裏(構造・雨水)
3 屋根(雨水)
4 バルコニー(構造・雨水)

内部
5 天井・小屋組・梁(構造)/天井・小屋組(雨水)
6 内壁・柱(構造)/内壁(雨水)
7 床(構造)
8 土台・床組(構造)
9 基礎(構造)
10 設備配管【給水・給湯管】
11 設備配管【排水管】
12 設備配管【換気ダクト】

オプション検査 非破壊検査機器による検査

次回からはそれぞれの検査項目についてお知らせします。
質問や気になることがあったら気軽にご連絡ください。



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