既存住宅現況検査(住宅の健康診断)10

  • 投稿日:2016年 6月10日
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既存住宅現況検査についての最終回となりました。
今回は設備や共通事項についてです。


設備配管(給水管・給湯管)
(1)給水管・給湯管の発錆による赤水
(2)給水管・給湯管からの漏水

(1)は水栓から赤水が確認されるということは給水設備が正常に保全されいないこと。飲料に適さないことになりますのでこれは劣化事象になります。
(2)は器具や配管の接続部分から漏水、漏水した痕跡が発見された場合は漏水の量に関わらず劣化事象になります。ただ、蛇口などからの漏水でパッキン等の交換で修理できる場合は劣化事象としては扱いません。

赤水などは透明なガラスや白の紙コップを用いて検査をします。

検査箇所には水道メーターでも確認します。配管途中、埋設部分での漏水があるかもしれません。蛇口等を閉めてメーターに動きがないか確認します。
これらを検査を巣ということは検査物件で通水であることが必要ですので事前にお願いしておくことが大切ですね。


給水の後は排水です。

(1)排水の滞留
(2)配水管の漏水

排水が滞留するということは配管の勾配が原因であったり、配管の詰まりなどによるものもあります。台所、洗面所、浴室の水栓を全開にしたときに、
器具からあふれだしそうになる滞留が確認された場合は劣化事象に該当します。

大便器の洗浄水を流したときに便鉢の水面が上昇したりする異常がないか確認します。またタンクへの給水状況も確認します。

設備器具のトラップ部分において漏水や漏水跡がないかも確認します。

設備といえば換気扇や換気ダクトについても検査をします。そのためには通電されていることが大事です。

異音が出ていないか確認します。浴室では天井点検口から確認します。目視可能な範囲で行いますがライト等の準備が必要です。
スイッチの入り、切りなど確認します。


これで既存住宅現況検査に10回で説明しました。

次回からはホームインスペクションについて説明して行きます。
それというのも既存住宅現況検査といったり、ホームインスペクションといったりそれはなにを示しているかわかりにくい状況です。

鈴石設計として業務としているホームインスペクションについてです。



既存住宅現況検査(住宅の健康診断)09

  • 投稿日:2016年 5月18日
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既存住宅現況検査の内部の3回目です。
今回は床(構造)、土台・床組(構造)についてです。

検査項目はそれぞれの項目について、構造上問題になるようなひび割れや欠損箇所等を目視により検査します。
これまでの項目と基本的に変わりはありません。

具体的に6/1000以上の勾配の傾斜について確認します。
6/1000という勾配は、機器で計測しなくてもわりと認識しやすい勾配です。問題は、この勾配が何によって発生したものかが重要になります。
床下地が腐朽によっての変形か、基礎の沈下によるものか確認しなければなりません。6mmの勾配となると構造耐力上に問題が多く、これらは劣化事象に該当します。

この検査は、前回使用したデジタル水平器、レーザーレベルなど使用します。傾斜は計測点間の距離3mほどで計測します。建物全体の傾斜があるかは、各部屋で計測して、その傾きの方向をより判断します。
傾きの方向性だけを確認するには、スチールボール(パチンコ球のようなもの)確認する方法もあります。


次に土台・床組についてです。

ここでも、ひび割れや欠損箇所等を目視により検査します。

劣化事象といえるのは、根太、大引き、塚などの著しいひび割れなどです。木材は乾燥収縮によってひび割れが生じる場合があります。構造耐力上に問題がなければよいのですが、思わしくないと判断できる場合は劣化事象として取り上げます。また、工事の際の切り込みなど施工に起因するものも劣化事象に該当します。

つきに基礎(内部)についてです。外部の検査と同様ですか床下点検口から進入しての検査はオプション検査となります。

おさらいのために検査項目は以下の通りです。

基礎(内部)
⑴幅0.5mm以上のひび割れ
⑵深さ20mm以上の欠損
⑶コンクリートの著しい劣化
⑷さび汁を伴うひび割れ、欠損
⑸鉄筋の露出

次回の設備や共通事項についてで既存住宅現況検査(住宅の健康診断)について終了です。



平成28年度横手市リフォーム補助金について


ゴールデンウィークが始まりましたね。いかがお過ごしですか。

住宅瑕疵担保保険の検査業務をしていますが、さすがに休日には検査はないのですが、休日合間の日にはまとめて検査が入っています。
昨年より雪が少なかったせいか着工や工事の進み具合が少しだけ早いようようです。

お待たせしました。横手市のリフォーム補助金雪国よこて安全安心住宅普及促進事業の補助申請が5月9日から始まります。

詳しくは横手市の雪国よこて安全安心住宅普及促進事業のホームページをご覧ください。
27年度と大きな違いはないようですが、気づいたところがひとつありました。

バリアフリー化改修工事の(1)です。
(1)通路又は出入口の幅を有効幅で80㎝以上に拡張する工事となっていますが、昨年は75cm以上でした。
通路の巾や入り口の巾を80cm以上することは、なかなか大変な工事になります。在来工法といわれる住宅の基本的な柱と柱の間は91cmです。
柱の巾を差し引くと91cm-10.5cm=80.5cmですからドア交換やだけでこの巾は確保できません。根本的な見直しと計画をした大掛かりな工事になってしまうことになります。
ちょっと注意が必要です。

その他の内容は昨年と変わっていないようです。

また、昨年同様な補助事業が木造住宅耐震改修等補助事業です。
対象物件は昭和56年5月31日以前に着工した修宅の改修や改築する場合に対象になる可能性がありますのでこちらもご覧ください。
なぜ、昭和56年5月31日以前かというと建築基準法が昭和56年6月1日に改正され、耐震基準が新しくなりました。(新耐震基準と呼ばれています。) 昭和56年5月31日以前に建築確認を受けた建物は新耐震基準を満たしていないため、この時点を境界と定めています。

その後、平成12年6月にはさらに耐震対する法的規制が増えていますのでご注意ください。耐震診断と同時に、既存住宅現況検査を行うことも有効です。

耐震診断を行う技術者としてホームページには秋田県が策定し、公開していた木造住宅耐震診断・改修技術者名簿も確認することができます。
私も登録してありますので、ご遠慮なく相談してください。
ホームページからメールでも結構です。鈴石設計は完全にお休みするのは5月5日のみです。事前にご連絡いただければ、住宅相談もお受けします。

それではみなさん、良い連休をお過ごしください。



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