既存住宅現況検査(住宅の健康診断)07



既存住宅現況検査の続きです。今回から内部の検査内容に書いていきます。
内部一回目は

天井・小屋組・梁(構造)についてです。

上記の箇所について構造上問題になるようなひび割れや欠損箇所等を目視により検査します。

(1)天井における下地材までに達するひび割れ、欠損、浮き、はらみ、剥落
(2)小屋裏の著しいひび割れ、劣化、欠損
(3)梁の著しいひび割れ、劣化、欠損
(4)梁の著しいたわみ

(1)天井材の仕上げ等にひび割れや亀裂賀見られる場合は構造材に劣化に起因する恐れがある場合にが想定されます。
(2)ここでいうひび割れは、あらかじめ設けた背割れや乾燥収縮による割れは除きます。ただし、乾燥収縮によるひび割れが応力の伝達がされないような状態にあるような場合には劣化事象に該当します。

梁や柱を接合する金物の著しい腐食も劣化事象として扱います。
(3)梁の建築時による切込みなどが経年変化によって発生する不具合も劣化事象として扱います。
(4)雪国では冬場の積雪加重により梁のたわみが発生し、復元せず天井などに影響を及ぼしている場合には劣化事象として扱います。

検査は天井点検口より覗き込んで目視します。天井裏へ進入しての検査はオプション検査となります。住宅の場合、押入れの上部などから目視しますが点検口がない場合はその旨を記録します。

天井・小屋裏は構造的な検査と同時に雨漏り・水漏れによる劣化事象がないかも確認します。

天井の雨漏りの跡、その部分の小屋裏の状況のどを確認します。雪国では雨漏りだけではなく「すが漏れ」による場合もありますので注意深く観察します。
また、天窓の廻りに漏水の後がないかなども確認していきます。

雨漏りはその場所を特定するのは難しく、屋根の破損や外壁との取り合い部分に問題がある場合も多くあります。
また、屋の形状や軒の出などが影響している状況が考えられます。

次回は内壁・柱についてお知らせします。

2月に 既存住宅現況検査員の更新講習を受けてきました。
その更新カードが届きました。検査員は一般社団法人 住宅瑕疵担保責任保険協会で検索できます。
建築士の区分で1級を選んで、勤務先に秋田県と入力すると 1級建築士で秋田県に勤務先のある既存住宅現況検査員の一覧が出ます。