平成28年度横手市リフォーム補助金について


ゴールデンウィークが始まりましたね。いかがお過ごしですか。

住宅瑕疵担保保険の検査業務をしていますが、さすがに休日には検査はないのですが、休日合間の日にはまとめて検査が入っています。
昨年より雪が少なかったせいか着工や工事の進み具合が少しだけ早いようようです。

お待たせしました。横手市のリフォーム補助金雪国よこて安全安心住宅普及促進事業の補助申請が5月9日から始まります。

詳しくは横手市の雪国よこて安全安心住宅普及促進事業のホームページをご覧ください。
27年度と大きな違いはないようですが、気づいたところがひとつありました。

バリアフリー化改修工事の(1)です。
(1)通路又は出入口の幅を有効幅で80㎝以上に拡張する工事となっていますが、昨年は75cm以上でした。
通路の巾や入り口の巾を80cm以上することは、なかなか大変な工事になります。在来工法といわれる住宅の基本的な柱と柱の間は91cmです。
柱の巾を差し引くと91cm-10.5cm=80.5cmですからドア交換やだけでこの巾は確保できません。根本的な見直しと計画をした大掛かりな工事になってしまうことになります。
ちょっと注意が必要です。

その他の内容は昨年と変わっていないようです。

また、昨年同様な補助事業が木造住宅耐震改修等補助事業です。
対象物件は昭和56年5月31日以前に着工した修宅の改修や改築する場合に対象になる可能性がありますのでこちらもご覧ください。
なぜ、昭和56年5月31日以前かというと建築基準法が昭和56年6月1日に改正され、耐震基準が新しくなりました。(新耐震基準と呼ばれています。) 昭和56年5月31日以前に建築確認を受けた建物は新耐震基準を満たしていないため、この時点を境界と定めています。

その後、平成12年6月にはさらに耐震対する法的規制が増えていますのでご注意ください。耐震診断と同時に、既存住宅現況検査を行うことも有効です。

耐震診断を行う技術者としてホームページには秋田県が策定し、公開していた木造住宅耐震診断・改修技術者名簿も確認することができます。
私も登録してありますので、ご遠慮なく相談してください。
ホームページからメールでも結構です。鈴石設計は完全にお休みするのは5月5日のみです。事前にご連絡いただければ、住宅相談もお受けします。

それではみなさん、良い連休をお過ごしください。



既存住宅現況検査(住宅の健康診断)08


既存住宅現況検査の続きです。内部の2回目です。

内壁・柱(構造)

上記の箇所について構造上問題になるようなひび割れや欠損箇所等を目視により検査します。

(1)下地まで到達するひび割れ、欠損、浮き、はらみ、剥落
(2)柱・壁における6/1000以上の勾配の傾斜
(3)柱の著しいひび割れ、劣化、欠損

(1)壁の下地材にひび割れや亀裂賀見られる場合は構造材に劣化に起因する恐れがある場合にが想定されます。
(2)6/1000の勾配の傾斜 これだけの傾斜があれば、専門家でなくても目視でもわかります。施工精度考慮したとしても明らかに注意の必要な傾斜です。
  ちなみに、新築工事の瑕疵保険での傾斜は3/1000となっています。これだけの傾斜があれば、傾斜そのものも大事なのですがその傾斜が何に起因するものかが問題になります。

柱の背割り等を除く、著しいひび割れも劣化事象に該当します。

ここでの検査には水平器、レーザーレベル、メジャーなどを使用します。

レーザーレベルは傾きをミリ単位で表示してくれます。柱や床にあてて計測します。レーザーレベルは部屋全体を総合的に計測する際に重宝します。

当社では以下の機器を使用しています。

tnLEVEL350.JPG

シンワのブルーレベル水平器 デジタル350mm

気泡管 感度 0.35mm/m=0.0201°
精度 ±1mm/m=±0.0573°以内
デジタル
表示精度
0°・90° 角度:±0.1°
0°・90°以外 角度:±0.2°
デジタル表示最小表示 立ち上がり:1mm/M
角度:0.1° 勾配:0.1%
使用電池 9V1個
(付属の電池はモニター用のため、寿命が短い場合があります。)
電池寿命 20時間:アルカリ電池使用時
(バックライト点灯・ブザーが鳴り続けた時)
使用温度 0~50℃

レーザーレベルはグリーンレーザーのFUKUDA EK-486Gの5ラインを使用しています。

tnEK468G.JPG


次回は床、床組み・土台についてです。



既存住宅現況検査(住宅の健康診断)07


既存住宅現況検査の続きです。今回から内部の検査内容に書いていきます。
内部一回目は

天井・小屋組・梁(構造)についてです。

上記の箇所について構造上問題になるようなひび割れや欠損箇所等を目視により検査します。

(1)天井における下地材までに達するひび割れ、欠損、浮き、はらみ、剥落
(2)小屋裏の著しいひび割れ、劣化、欠損
(3)梁の著しいひび割れ、劣化、欠損
(4)梁の著しいたわみ

(1)天井材の仕上げ等にひび割れや亀裂賀見られる場合は構造材に劣化に起因する恐れがある場合にが想定されます。
(2)ここでいうひび割れは、あらかじめ設けた背割れや乾燥収縮による割れは除きます。ただし、乾燥収縮によるひび割れが応力の伝達がされないような状態にあるような場合には劣化事象に該当します。

梁や柱を接合する金物の著しい腐食も劣化事象として扱います。
(3)梁の建築時による切込みなどが経年変化によって発生する不具合も劣化事象として扱います。
(4)雪国では冬場の積雪加重により梁のたわみが発生し、復元せず天井などに影響を及ぼしている場合には劣化事象として扱います。

検査は天井点検口より覗き込んで目視します。天井裏へ進入しての検査はオプション検査となります。住宅の場合、押入れの上部などから目視しますが点検口がない場合はその旨を記録します。

天井・小屋裏は構造的な検査と同時に雨漏り・水漏れによる劣化事象がないかも確認します。

天井の雨漏りの跡、その部分の小屋裏の状況のどを確認します。雪国では雨漏りだけではなく「すが漏れ」による場合もありますので注意深く観察します。
また、天窓の廻りに漏水の後がないかなども確認していきます。

雨漏りはその場所を特定するのは難しく、屋根の破損や外壁との取り合い部分に問題がある場合も多くあります。
また、屋の形状や軒の出などが影響している状況が考えられます。

次回は内壁・柱についてお知らせします。

2月に 既存住宅現況検査員の更新講習を受けてきました。
その更新カードが届きました。検査員は一般社団法人 住宅瑕疵担保責任保険協会で検索できます。
建築士の区分で1級を選んで、勤務先に秋田県と入力すると 1級建築士で秋田県に勤務先のある既存住宅現況検査員の一覧が出ます。